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寒いとこ在住のファイナンシャルプランナーです。FPならではの「年金&保険&税金&金融&不動産&相続贈与事業承継」がからんだことをブログにしてみます。

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ファイナンシャルプランナーとは何なのか?資格を取る上で勉強する6分野のこと

ファイナンシャルプランナーとは何なのか?資格を取る上で勉強する6分野のこと

ファイナンシャルプランナーってなぁに?

世の中にはたくさんの〇〇プランナーがいます。ウェディングプランナーとか、WEBプランナーとか。

ファイナンシャルプランナーというとまだまだぼんやりしたイメージの方も大勢いらっしゃると思います。
ぼんやりしている職業って怪しまれるのですよ。何それって言われちゃう。
保険屋とか、金融機関とか、建設業者でライフプランと小耳に挟むと思うのですが、ライフプランもピンとこないですよね。
そんな時は私はこう答えます「お金の生涯人生設計を組む職業です」

家計の管理をしている奥様方がよく目にするのは美容院でパラパラみる女性雑誌の1コーナーではないでしょうか?
一月の支出は食費〇〇円とか居住費○○円とか、教育費○○円など。対して収入が〇〇円だから〇〇円の赤字家計です。
このままで将来の教育費を捻出出来るか、老後はどうなのか?という相談してるコーナーですね。

そりゃあ将来なんてわからないですから、所得は上がっていくのか?子供の大学はどこいく?住居はどうする?老後資金はいくらあれば大丈夫?など各個人でプランの組み立て方が全く違ってきます。
今現在の家族構成や所得支出を聞いた上で、これから記載する勉強をしたファイナンシャルプランナーが家計の道筋を描く職業です。
もちろんお金のやりくりだけにこだわるとギスギスした人生になりますから、相談された方がどのように生きていきたいのか(ライフデザイン)を聞く事も重要です。

保険は公的保険を学び民間保険も賢く使おう

民間の保険はもちろん、公的健康保険、雇用保険、労災など学びます。
まず公的保険が分かると民間の保険の保障額をいくらにすればいいのか、何を補えばいいのかわかります。
給与から天引きされて中身はよくわかんないよという人が多いですが、毎月結構な金額を引かれているのはお分かりだと思います。
結構な金額を引かれている理由は、日本の公的保障はスゴイっていうことなんです。

保険適用の治療ならば、高額療養費という制度を使って一月の自己負担限度額以上払わなくてもいいのです(差額ベッド代等は別)。

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引用:全国保険協会

私は手術を計4回ほどしています。手術する度に日本の社会保険制度はなんて素晴らしいんだと感謝しかありません。
民間の医療保険はかけているのですが、年末調整で保険料所得控除に収まるような金額しか払っていません。
損害保険(代表的なのは火災保険や車両保険)は第三者に被害者が出ることを考慮し絶対にかかせないものではありますが。

勤務中(通勤も含めて)のケガや療養は労災が下ります。医療費はかからず(療養給付の場合原則200円の一部負担金がある)、勤務中のことなら、休業給付も受けられます。障害が残れば障害給付、万が一亡くなると遺族に遺族給付も支払われます。

雇用保険で頭に浮かぶのは失業手当ではないでしょうか。育児休業給付も介護休業給付も雇用保険ですよ。

民間の保険もかけないと不安だという方には、私が本当に信頼している顧客に寄り添った営業をしている方を紹介しています。
保険商品は日本に何千種類もあり保険屋じゃない私には中身を分析して指摘することは出来ても、代替の保険商品を提案することは出来ません。
保険をたくさん扱っていて無理に売りつけず顧客にピッタリな商品を探してくれる提携先が重要です。

病気やケガで働けなくなったときに知っておきたい制度とお金

病気やケガで働けなくなったときに知っておきたい制度とお金

  • 作者:脇 美由紀
  • 出版社/メーカー: ビジネス教育出版社
  • 発売日: 2018/01/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

日本の年金はもうダメではない

日本の年金はダメだと言われ、払いたくない人もいます。実際国民年金支払率の2017年度は66.3%で未納の方が多いです。
払った分より貰えない。今の年寄りが一番貰ってるじゃないかと私もよく聞きます。
公的年金のいいところは死ぬまで貰えるとこなんです。
なんだかんだって、老後の生活ってみなさん年金を主軸に考えてませんか?
年金がなかったら全て死ぬまでの生活費を自分で計画的に貯める必要がある。
それは稼ぐ能力、貯める能力、計画的に行う能力、増やす能力全てがないと出来ないのです。
ギリシャのようにならないなら、年金があると思っています。
年金だけで生きていけないとは思っていますが。

忘れちゃいけないのが、年金は老齢年金だけじゃありませんよ。
遺族年金と障害年金!
この年金を貰うために若い時は払っていると思っていい。
配偶者が亡くなったら?まだ子供が小さいのに?突然難病になったり、大ケガで治らない損傷を受けたりしたら?
ずっと続くと思っていた生活が破壊される…こんな怖いことはありません。
お金で生活を助けてくれるそんな年金です。

お金に余裕があったら貯めて、そして更に運用しないとね

最近金融庁が年金だけで暮らそうと思うなという発表?をしてニュースになってますね。
そんなのは前から分かっていて、老後資金の計画をみなさんしていることだとは思いますが、社会保険を毎月払ってると何となくやりきれない感じもわかります。
政府が言いたいのは貯蓄から投資にシフトしてお金を増やすことをしましょうって話なのですが、日本人の金融リテラシーは先進諸国と比べて低いので投資と言われてもギャンブルだと思ってしまう方も多いです。
金融リテラシー(教育)をすることからなのではないでしょうか。

話題の確定拠出年金、ideCo、基金、NISAも勉強しますよ。
定期預金にしても全く増えないんだから、お金に働いてもらって増やしましょう。
外貨預金、金銀、投資信託、株、財形、債券、仮想通過、FXなどなど。
もう金融は覚えることが多すぎてね?やってもやってもブラックホールですよ。
投資家には好みがあるってよく聞きますが、好みというより自分が勝てる商品ですよね。
勉強してやってみても、儲け出せるのもあれば、損切りしちゃうのもあります。
損はしたくないから真剣に勉強する。

ネットで分野が合う人と情報交換しあったり、投資家のブログ参考にするのがいいかもです。
ちなみにFPは金融商品を勧めることが出来ません。やったら違法です。
相談を受けた金融商品がどんなものかメリットとデメリットを説明します。

ニュースで外貨預金保険やら投資信託やらが金融庁に叱られてます。

金融商品について詳しくない方が投資信託や保険を買うときは、一旦持ち帰って家族や金融に強い友人に相談することをお勧めします。
株やFXなどと比べ、変動が激しく今を逃せばというものでもありません。
そして退職金を全て1商品に突っ込むなど無謀なことはしないで下さい。

税金を勉強するのは必須

納税の義務ですから全てにおいて税金はついて回ります。
税と名前がつくほとんどのこと、税金の出し方、税率、確定申告、決算書の見方、損益分岐点の計算やらを勉強します。
税金の勉強は好きです。どうやればお金に賢く生きられるのかが凝縮しているような分野ですから。
各種控除、補助金、手当も覚えなくてはいけません。
税金がわかれば、世の中の仕組みの見方も変わってきます。

国が副業を認めたことから、副業を認める会社も増えてきました。
確定申告をするべき人が大幅に増えることでしょう。
スマホで確定申告できちゃうもんね!

賃貸派なら関係ないかもしれない不動産の勉強

衣食住の住です。
住宅を購入するもしくは売却する上で知識は必要です。
購入するのも売却するのも一回こっきりの人が多いので、専門用語や住宅に係る税金、控除を知らないものです。
申請しないと軽減されない税金もあります。
本人が賃貸派でも親の相続で関わることも起きるでしょう。
お金を増やす手段には不動産投資もあります。
相続対策に不動産購入を考える方もいますね。
FPの資格持ちは圧倒的に金融保険業界に多いのですが、私は少数派の不動産を得意とするFPです。

基礎控除が減ったから身近になった相続贈与、事業承継も勉強しちゃうよ

基礎控除が3,000万円+法定相続人になったから親がちょっとイイ場所の土地に家を持っていただけで相続税を払うことになった人が増えました。

国は市場経済を回したいと、贈与税がかからない様々な特例を制定しました。
贈与税ってすっごい税率高いの知ってました?
お金に余裕のある親世代から贈与を子や孫にして使わせようとしています。
家の購入資金、結婚資金、学費資金。
相続税の方が安いのですが、相続でモメそうだとか、この財産はこの子に生きているうちに確実に上げたいと思うならば贈与という手段も考えましょう。

1級と2級の違いは事業承継を深く勉強することです。自社株と決算書の計算をひたすら勉強した気がします。

6分野を踏まえた上でのお金の人生設計

以上がFPの勉強する6分野です。
年金、保険、金融、税金、不動産、相続贈与を組み合わせ、家計の相談を聞き、現状を把握、その上で改善提案をさせて頂きます。
よくわからないモヤっとした職業ではなくなりましたか?