私の宅建試験とFP1級実技試験の体験談
私が持ってる資格の中で、難しいと言われている宅建試験とFP1級の経験談を語ってみよう。
試験が近くなってきたからSNSでも話題になってますよね。
私の宅建試験とFP1級実技試験の体験談
どちらも申し込みも終了し、宅建の本番の試験は10月20日、FP1級実技試験は9月8日みたい。
宅建の経験談や勉強方法は色んな媒体に溢れているので、思い出してサラっとだけどこんな感じだった。
宅建の自分の勉強の仕方
7月31日ぎりぎりに申込をし、お盆休みの間に書籍をアマゾン購入して、勉強を開始したのはお盆明けだったような気がする。
実質勉強期間2カ月(多分150~200時間位?)だけど、夜は毎日、休日は起きてから夜までやってた。
学生の時から追い詰められないと勉強できなかったタイプなので。
購入したものはテキスト1冊、過去問題集1冊、模試集1冊。
購入したテキストは「らくらく宅建」シリーズ。
周囲の宅建所持者がみんなこれだったから悩むことなく「らくらく」買ってしまったという。
「らくらく」を1通り読んでから過去問→理解できない→テキスト→それでも理解できない→教えてグーグル先生かしこい人→最初に戻る。
つまづいたとこや注意するとこなど、テキストで説明しきれてないことをひたすらテキストに書き込んで、ノートは作らないスタイル。
ノートって作り始めるとキレイでわかりやすいノートを作ることに必死になっちゃう気がする。
宅建業法は暗記するだけ、税金関連も暗記、統計も最新調べて暗記。
ここまでを満点取れたら、問題の民法で4割取れれば受かるわという計算で勉強することにした。
勉強している人ならわかるとは思うけど、民法っていうか日本語が難しい!
法律用語はこなしてると理解できるんだけど、日本語が難しくて結局何言ってるのコレになってしまう。
「マンガ4択問題」ならわかるのに…と何十回も思ったことか。
過去問でこなすようになったら時間測りながら模試集から4回やって、点数取れない箇所チェックして本番へと挑む。
宅建本番の雰囲気と結果
試験会場は某大学で行って、私の居住地の試験人数は毎年1000人~1300人位で推移。
教室に入るまでに大学のホールで待機するのだけど、お隣の女性がそれはそれは作り込んだ大学ノートを4冊も開いていて、圧倒的な勉強不足感に襲われ不安になりまくる。こちらはヨレヨレのテキスト1冊なんですけど…。
時間になったので教室にぎゅうぎゅう詰めこまれて、筆記用具以外は床に荷物直置きを言われる。
隣の男性の回答スピードが速いのか、紙をめくるスピード音が気になり焦る。
私まだ1枚目なのにマヂかよ!という感じ。
全部埋めて(鉛筆は転がしませんでした)帰りの電車で宅建試験速報を眺めながら点数確認。36点取れたら大丈夫のラインは超えていたというか、ギリ36点でした!
晴れて宅建士の誕生です。
FP1級実技試験の内容と体験談
前のブログでFP1級の取得の仕方を説明しています。
私は金財ルートからの1級取得者です。
最新の合格率は8.45%で、実務経験者が受験資格要項の一つ。
実務経験者が8.45%しか受からないので難しい類の試験。
筆記試験をクリアすると実技試験がある。
実技試験というのは筆記で学んだ6分野を、対面面接式で問題に合わせた提案を口頭で述べるテストだ。
実技試験を受けるにあたり、私も受ける時に調べたんだけどあんまり情報がない。
当時はブログなんかも数人上げているだけでしたので、参考になれば。
テキストはこれしかない。「きんざいファイナンシャル・プランナーズ・センター」という金財公式テキスト。
実技試験の合格率は80%と言われていて、落ちるのはマレ。落ちた人も難しい筆記試験クリアしたわけだから、面接形式に頭真っ白状態で答えられなかったという感じだと思う。
受付をすませると大会議室みたいな場所に待機する。
大会議室ではテキスト類は見てもいいけど、スマホなどの通信機器は電源を落とす。
番号の低い順に20人づつ位呼び出され、小会議室で待機される。
自分の番15分前位に2人づつ小会議室の後ろに呼ばれ、壁を目の前にして初めて自分の試験問題の用紙1枚を渡される。
そう、問題は個人ごとに全部違うのだ。
15分で問題に対しての提案を作り上げなくてはいけない。
私の問題はなんと「生産緑地化と相続」。
問題みた瞬間、農地!農地かよ!!農地の税制ウロ覚えだよ!!!
まさかくると思ってなくて変な汗出てきたのを覚えている。
個人事業主セレブと会社経営セレブと不動産セレブと医療法人セレブならバッチリだったのに!!
上記の文章からわかると思うが、1級の実技とはお金がある人の資産相談業務の試験である。不動産、金融資産、事業承継、相続、税金を混ぜ合わせた提案をする試験。
ほぼあんなに勉強した年金と保険は関係ない。
その後1人づつ小部屋に呼び出され面接開始。
問題は回収されちゃうから記憶を頼りに思い起こすと、
「生産緑地化が〇年後にせまる農地。地主は年齢のこともあるし、農家を相続してくれる人もいない。相続人は子供3人。周囲の土地の利用状況、保険、自宅評価はこれくらい、土地の形はこんな感じという図。」
みたいな感じだった。
実技の試験問題はだいたいが相続税支払うお金が足りないという前提なので、お金を作り出すことと、資産があるならばその活用方法、各相続人への資産の分け方を提案する。
名前を呼ばれると3人面接官が座っている。さらに1人後ろにいる。後ろの人は受験者の名前を確認してたから金財スタッフなのかなと思っている。
座っている面接官の方々はFP技能士、税理士とからしい。
緊張して、何分やってたかわからないが、体感10分程度だと思う。
緊張する原因の1つが「違う提案はないですか」という面接官の連呼。
私が述べた提案は、農地を引き継ぐ人がいないことから買い取ってもらうか、農地を転用するのが前提として
・宅地にしてからの等価交換方式でマンションを建ててからの相続
・マンションを建てた場合の相続の分配の仕方
・アパートの建築
・土地の評価を考えた分筆
・贈与の活用
・相続税を確保するための保険の活用
・遺留分の計算
・開発業者が買取り
・自宅の評価が高いことの対策
「違う提案を」の連呼があったから、もっと色々述べたような気もするのだけど、記憶が薄れてしまいました。
とにかくこのパターンをやるとこうなりますよ。
このパターンならこんな感じと1個の結論を具体的に派生させる。
それを何パターンも口頭で面接官に答える。
相談人の希望や感情ものせられていて損得で提案するのではなく、相談人に添いながらもより有効な提案をしていく感じ。
合格率80%なので落ちることなく、めでたく1級FP技能士に合格しました。
試験合格の心得
勉強の仕方は人それぞれ、頭に入ってこないなら集中力が足りないか、勉強の仕方が合っていない。
環境も大切だ。私は家で勉強すると目の前のベッドに入りたくなるから主に外でやっていた。図書館や喫茶店、ファーストフード店に通った。
宅建に関しては、過去問こそ全てといっていいと思う。過去問やってれば受かる。
民法はどうしても理解できないことが出てきたら勉強するのをやめた。違う箇所で確実に1点を取ろう。
FP実技試験の勉強は面白い。バラバラに勉強していたFPの6分野がパーツのように組み合って資産を形成するのだ。その組み合わせは様々なパターンを形成し、より何が有効かわかる。2級までの試験はそんな実感は味わえないので、ぜひ1級を狙っていただきたい。