FPちゃんねる

寒いとこ在住のファイナンシャルプランナーです。FPならではの「年金&保険&税金&金融&不動産&相続贈与事業承継」がからんだことをブログにしてみます。

FPちゃんねる

MENU

来年初めての社会人向け、1人暮らし家賃設定はどうしようかなの話

f:id:fpchannelblog:20191126164208p:plain

内定も出て、新生活で一人暮らししなきゃいけない方はそろそろ賃貸検索でもしてるころじゃないでしょうか?

 

初任給も、もう分かってるよ!という方は手取りがいくらになるのか、賃貸を借りる上の初期費用はいくら用意するの?手取りの〇%になればいいのかな?の参考になればなーという記事にしようかと。

 

 

 

初任給と手取りの計算をしよう

給料明細については手取りの計算について過去ブログにしてます。

www.fpchanne.com

初めての社会人で給料明細なんか見たことない人もいるだろうから説明をすると、給料は最低でも基本給+通勤費が総収入になる。

さらに家賃補助費、各種資格手当、通信費、役職手当などが収入にプラスされることもある。

 

通勤費は所得税の計算では非課税だが、社会保険料だと総収入に組み込んで計算するため通勤費が高いと社会保険料も高くなってしまう。

 

住民税は前年度の収入が今年度に天引きされる(特別徴収)から、2年目によっぽど昇給しないとむしろ社会人2年目の方が手取りが低くなることをあらかじめ予測して生活設計しよう。

 

上記までのことを踏まえて、「で?結局手取りっていくら?」という話だがシミュレーションサイトを使うのがいいよね!

www.humanvalue.jp

ここのサイトは都道府県別社会保険料も入力でき、通勤費も分けて入力できるし、法改正にも対応してる。大企業だと各自健康保険組合なので、少々違う数値になります。

支給額に通勤費を除いた全収入を入力して、通勤費は別途入力すると手取り額がバーンと出る。

通勤費っていくらなのかは社内規定で様々なので、会社に聞いてください。

 

初任給平均額のデータを確認

初任給まだわかんないんだよなぁという方はこちら。

厚労省の調査では以下の通り。あくまで平均値です。

f:id:fpchannelblog:20191126145101p:plain

厚生労働省引用:学歴別に見た初任給

 

1人暮らしの家計費統計を見て参考にしよう

総務省統計局では家計調査をしている。

気になる方は中身をじっくりご覧ください。

 

家計調査から「単身者の勤労者」で見てみると固定費の参考になるデータがわかる。

2018年度家計調査

・食費 44,391円

・住居 25,117円※住居は持ち家の方も含まれたデータなので家賃ではない

・水道光熱費 10,263円

・通信費 7,896円

地域によっては冷房や暖房 の支払いが多額になる地域もあるだろうから、光熱費を別途調べてみるのもいいだろう。

 

他にかかる費用としては、被服、美容院、交際費、遊興費、交通費、奨学金返済なんかも。

 

家計の優先順位を決める

まずは家賃が先で考えないこと。

固定費がかかってしまうと、本当に生活するのが精いっぱいになってしまうから。

 

どうしても削れないものをまず上げよう。

 

食費は削れても最低限の金額ってあるし、スマホは必須だし、水と電気も必要だ。

奨学金の返済もあるしーとか生活する上での優先順位を決めたら、家賃にいくら出せるかわかるはず。

 

では家賃だが、一般的な「収入の3割家賃」というよくわからないフレーズに惑わされないようにしよう。

でも、東京なんか家賃バカ高いし、最低限の生活費にしても収入の3割越えだよ!と思う方はたくさんいるでしょう。

 

若い方を相手にしていて、どうやって検索しているのか聞いたことが何度もある。

 

部屋が2部屋欲しいなら1LDK だけじゃなく、2K、2DK、もしくは広い1K、1Rも検索しよう。どうも実家がLDKだからLDKが当たり前だと思ってるらしい。

 

家じゃシャワーしか浴びないのに風呂が狭いという。

 

築10年以内じゃなくてもいい物件もある。リフォーム頑張ってる大家さんもいるよ。

 

物件も優先順位がなんなのか、妥協できるものはなんなのかって話になっちゃう訳だけど。

 

ちなみに私が妥協できないもの「温水洗浄便座」がナンバー1です。

 

家賃に含まれるものと初期費用

家賃

色んな賃貸検索サイトがあるかと思うが、見方としては、

・家賃

・共益費

・管理料

・駐車料

以上のものが家賃と一緒に毎月払うもので、町会費や物件独自の諸経費を払うこともあるので「その他や備考欄」まで見て確認しよう。

 

初期費用

・敷金

・礼金

・保険料(だいたい2年に1回払う)

・家賃保証

・仲介手数料

以上が初期費用として最低限払う項目。

 

礼金は地域によって、ある場所とない場所がある。

 

その他に鍵交換費用、クリーニング費用、敷金がない代わりに家賃に上乗せなど仲介不動産会社で独自ルールがあったり、物件の独自ルールがあったりする。

 

私の地元の物件だと〇オパ〇スと大〇〇宅は、家賃と敷金とその他費用の項目読んでも意味がわからない時もあるし…。

家賃の〇%~〇%って??結局何パーセントなんだよ!確定しろよ!と1人サイトにツッコんでる時があります。

 

家賃保証に関しては連帯保証人がいればいらないでしょ?と思われるかもしれないが2020年4月施行の民法改正によって連帯保証人には極度額が設定されることになった。この改正に対応すべく管理会社では家賃保証会社加入を義務付けるところがほとんどになるだろう。

家賃保証会社への支払いは家賃の50%~100%、または固定額と管理会社で様々であり、入居時のみもあれば、更新時に再度支払うパターン、毎年払うパターンもある。1番金額や支払方法が定まらない項目なので確認した方がいいだろう。

 

仲介手数料は無料をうたっているところから1カ月分まである。

 

この物件がいいなぁと思ったら、その他や備考の項目もチェックし、念のため総額がいくらか問い合わせしよう。項目に載せていない初期費用があったりするからだ。

 

部屋が気に入ったら内見予約しよう

遠距離過ぎて見に行けない!忙しすぎて見に行けない!以外は内見しよう。

 

不動産会社では部屋を映えさせるべく、よりキレイに!より広く見えるように!上下左右角度輝度に気をつかい、まれに窓から身を出してカメラを構える根性を見せている。撮影時は脚立を担いで行く程である。

 

ええ、インスタ映えと一緒です。

 

実際内見すると、画像と違いすぎる時もあるから見た方がいい。

 

まとめ

初めての一人暮らしだと部屋を探す上で、親に相談してまかせてしまう人もいるが、案外親って部屋を借りる常識がわかってなかったりする。

だって、持ち家があれば関わらないことだし、昔と常識も違う。

 

 

賃貸でわからないことで正しい情報はどこかな?って話だと賃貸検索サイトの大手(SUUMO、アットホームなどなど)だったり、宅建協会のサイトになるのかなぁと。

引っ越しの手順や、専門用語も解説してるから参考になります。