iDeCoのデメリットをひたすら上げていくぞ。理解してメリットを最大限受けよう。
前回の記事で個人事業やフリーランスの年金を増やす公的制度を書いてみたけど、その中のiDeCoについて詳しくしてみようかなと。
始めてから「そんなの知らなかったよ!」とならないために。
iDeCoにはデメリットがあるからやるな!と言っているわけではない。
iDeCoの制度というのは自分年金であり、自分で老後の生活費を作るなら国として優遇してやろうというもの。
所得控除が大きいし、運用利益は非課税というメリットもある。受け取り時も所得控除を受けれる。他にも自己破産してもiDeCo資産は守られるというおまけも。
自分年金=自己責任だから知識を付けないとね。
iDeCoのデメリットをひたすら上げていく
契約書の長い文章の中身
貯蓄するなら、貯蓄したついでに所得控除出来て(節税)、基準価格が上がったら払った以上の価値(利益)になるんでしょ?!とお得感満載のiDeCo。
窓口でiDeCo開設するなら、金融機関の社員がデメリットの説明をしてくれる。
金融商品を売る時はそもそも説明しなくちゃいけない義務がある。
でも契約書見ればわかるけど、ちっさい文字で大量の情報が詰め込んであるもんだから、ぶっちゃけ都合悪いとこなんて飛ばしちゃって言わないことも。(話題の、ゆう〇ょもコレ)
ネット金融機関ならモニターに長ーーーーい文章が出てきて、まともに見てない人も多いんじゃなかな。
その長ーーーーい文章にはデメリットが書かれている。そのポイントをわかろう。
60歳まで原則引き出せない
年金なんだもん。そりゃそうだ。
60歳から引き出せるというのも、10年以上払っていた人だけ。
10年以下の場合は下記年齢がスタート。
通算加入者等期間 | 受給可能年齢 |
---|---|
8年以上10年未満 | 61歳 |
6年以上8年未満 | 62歳 |
4年以上6年未満 | 63歳 |
2年以上4年未満 | 64歳 |
1カ月以上2年未満 | 65歳 |
途中解約するには厳しい条件がある
どうしてもお金が必要になるときもあるかもしれない。そんな時は「脱退一時金」とい名で途中解約出来る。
ただし、非常に条件が厳しい。
条件は下記のとおり。
①国民年金保険料の全額免除、または一部免除、納付猶予を受けている。
②障害給付金の受給権者ではないこと
③通算拠出期間が3年以下、または個人管理資産が25万円以下
(iDeCo加入して積立してた期間、企業型確定拠出年金に加入してた期間、積立しないで資産運用してた期間の合算が3年以下で、さらにiDeCoでの積立資産が25万円以下である)
④加入者資格を最後に喪失した日から2年以内である
⑤企業型確定拠出年金から脱退一時金の支給を受けていない
上記の要件は2017年1月以降の適用です。
上記をまとめると…3年以上積み立てていたら、国民年金免除や猶予するほど家計に困窮していないと解約できないっていう結論に。
掛金額の変更は年1回
掛金は毎年1月~12月の間で年1回しか変更できない。ただし、一番低い掛金は5,000円。
なお、被保険者種別変更時の掛金変更の回数は変更回数に含まれない。
掛金支払がキツい時は停止できるが引き出しはできない
停止も再開も可能。積立しないで運用のみを行うことはできる。
ただし、停止しても月々の手数料はかかる(事務委託手数料と運営管理手数料)。
そして引き出しはできない。年金扱いだから。
手数料がかかる
iDeCoには手数料がかかる。
・口座開設時
・運用管理時
・給付時
・移管時
・還付時
手数料は金融機関で様々だから、比較サイトでチェックしよう。
掛金の上限額が決まっている
お金が余ってしまってしょうがない人も上記以上は掛けられない。
元本割れする場合がある
商品には投資信託もあるから、ファンドの運用しだいでは元本割れしちゃう。商品を選ぶ際に、その投資信託商品は何に運用しているのかの中身をみよう。
元本割れしたくないならば、元本保証型の定期預金や保険をオススメする。
投資信託はファンドが運用してくれるが、商品は様々で選ぶのは自分。ある程度の知識が必要である。
もちろん掛金を元本保証型と投資信託を混ぜてもOK。掛金をどう運用するかは自分次第。
国民年金を払っていないとiDeCoは出来ない
ネットでいずれ年金はなくなるって騒いでいるから、自分年金のiDeCoだけをやりたい!と思っても出来ない。
「国民年金払ってる人の優遇です」と政府が言ってる。
学生時代の未納があっても大丈夫。今払っていれば。
猶予や免除期間も出来ません。
受け取り額や受け取りの方法しだいでは課税される
運用利益は非課税。
一括で受け取る場合は「退職所得控除」が、年金形式で受取る場合は「公的年金等控除」が適用され、非課税で受け取ることが出来る。両方組み合わせも可能。
控除には上限があって、本来の退職金や年金との合算なので金額しだいでは上限を超え、課税される。
受取時には計算してもっともお得になるようにしてみてもいいのでは。
ここらへんは所得税がからんでくるので、いずれブログにしようかなぁと思ってます。
iDeCoはデメリットを理解した上で最大限メリットを使おう
思いつく限りのデメリットを上げてみたが、所得控除(節税)がいいので、毎年貯金する余裕があるならとってもいい制度である。
給料入るとつい使っちゃって全然貯金できない!という人には半ば強制的に貯めるついでに節税できちゃうという考え方もあるし。
こんなデメリットがあるよーという記事でした。
そしてこちら、私も使っている株取引のネオモバ。
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