被災された場合の保険請求、罹災証明、被災証明、借り住まいをまとめて説明する
台風19号の被害がどんどん分かってきてその被害の大きさにショックを受けます。私の身近の人の実家も浸水の被害にあいました。
私がまず出来ることといえば少しですが知識だと思い記事にしてみました。
罹災(りさい)証明書の交付手順
被災したという証明を早く取ろう。
「罹災証明書」というものがあります。
これがあると各種被災者支援措置を活用できます。
というかこれがないと何も支援を受けれない。
支援措置は主に、お金にまつわることですが一番不安なことでしょう。
被災者が罹災証明書届出書を市町村へ申請すると即日「罹災届出証明書」が発行される(罹災証明書は住居のみ対象)
※罹災証明書届出書で必要な物は「マイナンバー・身分証明書・印鑑・被災写真(プリントアプトする)」
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調査員による調査で「全壊・大規模半壊・半壊・一部損壊」「床上浸水・床下浸水」の認定
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「罹災証明書」の交付
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各種被災者支援措置の活用
ちなみに外構、門塀、車、家財などは被災証明書です。
必要な物は罹災証明書と一緒なので一緒に申請しましょう。車両保険には被災証明書が必要な場合があります。
各種被災者支援措置の活用
多種多様な支援措置があります。
こちらは内閣府の詳しい内容のpdfです。
金額や要件、相談窓口一覧などが載ってます。
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/pdf/kakusyuseido_tsuujou.pdf
例えば
・医療保険、介護保険の保険料、窓口負担の減免措置等
・国税、地方税の特別措置
・公共料金、使用料等の特別措置、放送受信料の免除
・小・中学生の就学援助措置、高等学校授業料減免措置、大学等授業料減免措置
・各種給付金、慰労金、見舞金、貸付金制度
・障害物の除去(災害救援法)
とにかく仮り住まいを用意するには
その中で、被災しとても住めるような状態ではない場合、とにかく仮り住まいが必要になります。補修や建替にも日数を要することからまずは賃貸を考える方は多数いるでしょう。
借り住まい申請には罹災証明書が必要です。
公営住宅への入居
特別優良賃貸住宅等への入居
地域有料賃貸住宅への入居
民間賃貸への入居
上記までの3つは所得制限があることから、民間の賃貸を利用する方もいらっしゃるので、「応急借り上げ住宅」についての説明をします。
都道府県が宅建協会等を通して不動産業者と連携し、民間所有者から賃貸住宅を借り上げ被災者に提供します。
災害規模と市町村の事務作業量を踏まえ、「都道府県によるマッチング方式」と「被災者自らが物件を探し都道府県へ申請」のどちらかの方法になりますが、混乱を避けるために原則2つを組み合わせません。
どちらも制度開始以前に入居して後から応急借り上げ住宅申請をしても原則対象にはなりません。
マッチング方式は都道府県が用意したものなので要件にあった物件ですが、自らが探して申請する方式は家賃設定など都道府県の要件にあった物件である必要があることから、都道府県に賃貸要件や仲介不動産業者との書類のやりとりには何が必要か確認しましょう。
仮設住宅への入居
被害規模や仮設住宅を建てられる大規模な土地を必要とするなど、都道府県で建設するのかどうか対応が分かれてくるかと思います。
こちらも建設が決まったことがわかり仮設住宅への入居を決めたならばすぐ申請しましょう。東日本大震災時も殺到し、第〇次抽選と入居するまで長い避難所生活を余儀なくされた方もたくさんいらっしゃいます。
保険金請求は写真を撮りまくる
通常の損害保険は調査員がきて、写真を撮っていくのですが今回のような大規模災害では調査員の手が回りません。だから自分で撮影し証拠を残し申請しましょう。
証拠として写真を撮りまくる!
・建物全体がわかるように遠撮で4方向から。
・主な撮影箇所は外壁、屋根、基礎、柱、内壁、天井、ふすま、窓、水回り全般
・家財保険も下りることから家電等も撮りましょう。
・測定箇所と浸水の深さがわかるように、浸水の線がある横に立って(例えば腰まで水がきているのがわかるように)遠撮。浸水の線をメジャーで目盛りを近撮。
・遠撮と近撮を心掛ける
・何を撮影しているのか指さす
・プリントアウトする(スマホの画像を見せるだけではいけません)
※金融庁より代風19号の損害保険請求に関してTwitterより情報があります。
【#災害 関連】#台風19号 による災害による損害保険の保険金等の請求に際しては、地方自治体から交付される罹災証明書の提出は原則不要です。
— 金融庁 (@fsa_JAPAN) October 16, 2019
【日本損害保険協会HP】https://t.co/4bstFhIl6t #台風 #金融庁 #保険請求#罹災証明
どうやら今回の被害に関して罹災証明書提出は原則不要になるそう。
住居を失うというのは計り知れない様々な不安があります。不安で不安で毎日を暮らし、土砂を掃き出しお金の心配をし、心身ともにギリギリな生活を送っていることでしょう。
まずは少しの情報の記事と、募金をします。